最近のspamメール(2007.01.09)
最近のspamメールは中国からのものが非常に多い。韓国から来た物かと思うと本文中のURLは中国の物なので中国だと判断できます。
送信者は日本の女性名にしてみたり、件名(Subject)には「Re:」を付けてみたり、「緊急」、「この前の件ですが」など、読ませるための手段をよく考えて来ています。
今回久しぶりにMailCheckIt!のバージョンアップをしました。ユーザーからの機能追加の要望もありますが、SkyArtsでテスト用に用意していたメールアドレスにもspamメールが届いていた事を知り、spam業者はこの様に手当たり次第に送っている事を感じ急遽新機能を追加しました。
spamメールの困った問題(2004.03.01)
spamメールは届くと非常に邪魔です。それ以外にも開発者泣かせのことがあります。それは、「仕様を守っていないインチキなメールが多い」ことです。今までにもいくつかのリリース時にも不正な内容のspamメールのために問題が発生し、対応したことがあります。本当にspamメールは腹が立ちます。
今回リリースしたVer1.3.7からは.NET Framework1.1でコンパイルされました。そのため、1.0環境でも動くように設定ファイルを用意しました。
.NET Frameworkの面倒なところと言えば、1.0と1.1が混在できる点です。つまり、1.0環境に1.1を入れても上書きされるわけではなく、混在してしまい、それだけディスクスペースを使い続けるということです。そのため、.NET
Frameworkユーザーの中にはそのことを知らないために混在させている方も多いようです。
Javaと.NET(2003.06.30)
私は1996年からJavaを始めたJava開発者ですが、JavaのGUI機能に呆れて.NET(C#)を始めました。
C#はJavaに似てとても良い言語なのですが、一つだけ気に入らない部分があります。それは、例外処理部分です。具体的には、Javaは機能(methodなど)に「例外を投げるよ」(throws)と指定することができ、それを呼び出す方は例外を処理しないとコンパイルでエラーになります。しかし、C#にはその機能が無いため、例外処理を忘れることが多々あります。
加えて、Mail Check It! Ver1.5.6で変更になった正規表現文字列の間違い時の処理については、正規表現文字列が間違えていた場合に例外を投げることがドキュメントに記載されていなかったために気が付かなかった部分です。つまり、コンパイルエラーにもならず、ドキュメントに記載ミスがあると気が付かないことがあるという例です。その意味で、C#にはJavaと同じ様に「例外を投げるよ」と宣言できる機能が欲しいと考えています。
現在、.NET Frameworkは1.0と1.1があります。次回リリース時には1.1向けに最適化してリリースしてみたいと考えています。
テキストエリアの64KB制限(2003.06.23)
Windowsプログラミングをする方であればテキストエリアの64KB制限ということを聞いたことがあると思います。.NET環境になって発生しないので解決した制限だと考えていました。そして、実際に開発とテストで使用しているWindowsXP環境では発生しませんでした。
ところが、Mail Check It!をWindows98上で使っているユーザーから「64KBを越えるメールがテキストエリアで表示されない」という報告を受け、Ver1.5.5ではメールの詳細ダイアログとLog
Viewerでリッチテキストボックスを使用することにしました。
リッチテキストボックスにすることでその制約はなくなり、さらにハイパーリンク機能も使える様になります。各行間が少し広くなってしまう問題はありますが、このハイパーリンク機能は便利に使えるはずです。
なお、このハイパーリンク機能はHTMLメールとは関係有りません。テキストメールのURL部分のみハイパーリンクになります。メールアドレスについては「mailto:」の後すぐにメールアドレスが記載されている場合のみハイパーリンクになります。
対ISPへの自衛の勧め(2003.06.16)
通常SPAMメールはフィルタで自動削除しているのですが、国内のSPAMメールに関しては犯人が使用しているISP(プロバイダ)に報告する様にしています。これは多くの被害者を救うために善意で行っている行動です。
普通レベル以上のISPであればすぐに対応して返答をくれるのですが、対応のひどい中堅ISPのNP社には現時点で70通分!を半年に渡って報告していますが、毎回空返事のみで一向に対応しません。それにも関わらず、善意で報告している私のことをサーチエンジンを使用して身辺調査を始めるという呆れた対応をしてきました。報告回数が多いのはそのISPが放置している結果であり、私の責任ではありません。本当はこのプロバイダの実名を証して不買運動をしたいくらいです。
NP社が私の身辺調査に使用したキーワードは以下の通りです。
- 私のフルネーム(漢字)
- メールアドレスのユーザー名 + spam
- 私のフルネーム(漢字) + メールアドレスのサーバ名
- 私の名前(漢字) + SPAM
また、NP社内では東京、大阪、京都、仙台から同じキーワードでの検索記録が残っており、全社的に身辺調査を行っていたことがわかります。
加えて、業務上でしか知り得ない同じキーワードを使って他のプロバイダからもアクセスがありました。つまり、自宅に帰ってからも身辺調査を繰り返していたのです!
しかも現時点で約1週間! このことに付いても問い合わせをしていますが、「身辺調査はしていない」としらを切る戦法の様です。
しかし、 この身辺調査を行った10名くらいのNP社社員は自宅では自社のプロバイダを使用していないみたいですね。(笑)
上記の事実はWebサーバのログを確認していて知ったのですが、ここまで来るとNP社にはモラルは存在しないのではないかと疑いたくなります。実際にモラルも何も無いみたいですが。
何らかの形でNP社には謝罪をさせたいのですが、総務省に相談しても現行法では難しいという回答で先に進みません。一番良いのはNP社のサービス不買運動なのでしょうね。
身辺調査といえば、大手ISPのB社でも同様にサーチエンジンを使用して身辺調査をされたことがあります。B社にこのことを報告したところ「問題ない行為である」と回答してきたため、親会社のN社に報告して謝罪してもらいました。ここまでしないと謝罪しないB社は非を認めたくなかったものと考えられます。
B社が私の身辺調査に使用したキーワードは以下の通りです。
さらに、中堅ISPのG社に関してもNP社と同じSPAMメールに関係している(犯人にフリーのメールアドレスを貸与)ため、NP社と同じSPAMメールの報告をしているのですが、一切返答しないかなり悪質なISPの様です。
ここまで呼んで頂けたれば、SPAMメールを善意で報告してもISPは裏では何をしているのかわからないことが理解して頂けたと思います。そのため、報告の際にはできるだけ自分の情報は渡さない様にした方が自衛という観点からも良いということが言えます。フルネームでの報告はまず避けた方が無難でしょう。
つまり、すべてのISPが良心的でモラルがあるわけではなく、例え大手ISPであっても裏で何をしているのかがわからないということです。
Ver1.5.4では以下の点を変更して使い勝手の向上を図りました。
- メールの詳細ダイアログにフィルタ理由を表示する様に機能追加
- ポップアップダイアログのメニューに「今すぐチェック」メニューを追加
- 通信エラー時にエラーダイアログを表示するオプションを追加
- LogViewerの上部にメールのリストを表示する様に変更
これまでフィルタ理由がわかりにくかったため、すぐにわかる様にして欲しいという要望がありました。そのため、Ver1.5.4ではメールの詳細ダイアログにフィルタ理由を表示することにしました。
ポップアップダイアログのメニューに「今すぐチェック」メニューを追加したのは、削除予約をした後にすぐにメールチェックをしたいという要望があったため追加しました。
通信エラー時にエラーダイアログを表示するオプションを使用してエラーダイアログを出すとその時点で処理が止まってしまい、ユーザーが確認ボタンを押すまでその後の処理が行われないことになるため、その点を考慮してお使い下さい。
LogViewerの上部のメールリストは、一般的なメーラーの形で削除ログにあるメールを表示します。このことによりログの使い勝手が良くなり、ログの管理も非常に楽になったのではないかと思います。
これまでユーザーの要望を受けてかなりの数の機能を追加してきたため、かなり使いやすくなっていると自負しております。今後も便利な機能の要望を採り入れてどんどん使いやすくしていきたいと考えています。
ログ管理機能の強化とアイコンファイルの配布(2003.05.26)
Ver1.5.1はログ管理機能を強化しました。具体的には、以下の点です。
- LogViewerで表示しているメール毎に名前を付けて保存できる機能を追加
- 添付ファイルのあるメールを削除した後でも別途配布しているユーティリティツールを使うことで添付ファイルを復元することができるようになった。
1つめの機能は、これまでのログ管理機能ではSPAMメールが多い時には大変になるとの判断からメールを個別に別名で保存できるようにしました。
2つ目の機能は、誤ってメールを削除してしまった後に削除ログに本文付きで出力している時に別途配布しているBase64Decoderを使うことで添付ファイルの復元が可能になります。このことにより、安心して(?)メールを削除できるようになったのではないかと思います。
Ver1.5.1のリリースに合わせたわけではありませんが、ダウンロードページにて犬やネコ、トラのアイコンの配布を開始しました。デフォルトの「みー」アイコンもかわいいと思いますが、他のアイコンもなかなかかわいいので、気に入ったら使ってみて下さい。
ちなみに、開発者自身は「みー」がお気に入りなので、やはり 「みー」アイコンを使用しています。
Ver1.5.0リリース(2003.05.20)
Ver1.5.0では、ユーザーから要望のあった以下の機能を含む数多くの機能を追加しました。
- フィルタの条件に正規表現が使用できる機能
- 一度報告済みのメールを報告しないオプション
- 通信のタイムアウト
上記の機能の内、特に正規表現に付いては以前から追加したい機能であると考えていましたが、フィルタ条件を保持するファイルのフォーマット変更になるため避けていた部分がありました。しかし、今回ユーザーから要望があったため、それに応えるためにファイルのフォーマット変更による混乱を承知の上で追加しました。
これまで使用していただいたユーザーの方にはフィルタを変換する手間をおかけしますが、正規表現が使用できるとさらにフィルタ機能が強化されるため、納得して頂けるかと思います。
使用できる正規表現パターンについてはマイクロソフトのサイトを参照して頂くのが一番です。
ただし、それでは不親切であるため、ダウンロードページにて正規表現のテストツールを
ダウンロードしてお使いいただけるようにしました。
削除フィルタの条件(2003.05.06)
ユーザーから要望のあった「削除ログに削除理由を記載する機能」をVer1.4.2にて追加したのですが、その機能を使って削除されたメールを確認してみると同じフィルタで削除されるメールが複数届いていることを発見しました。その条件とは、以下の通りです。
- Content-Typeヘッダーが「text/html」と一致する
- メール本文に文字列「quoted-printable」を含む
すべてのメールがこの条件に当てはまっている訳ではありませんが、作者のところに届く海外からのメールはこの2つの条件で削除されるケースが非常に多いということです。
この様に効率よくフィルタできる条件を発見してSPAMメールに邪魔されない設定を構築してみて下さい。
ログの管理機能(2003.04.07)
Ver1.4にて追加された削除予約機能は、便利である反面、ログの管理が大変になるという点が気になり始めたため、Ver1.4.1ではLogViewerで表示するログをメール毎に表示する様に変更し、同時にメール単位の削除機能を追加しました。そして、ログの保存機能も追加したため、ログの管理が非常に楽になったはずです。
同時に削除メールのみ着信の時にはアイコンを変更しない設定にできるようになったため、ログ機能はより重要になって来るはずです。この設定を使い始めれば、ログの管理機能強化については理解してもらえるかと思います。
加えて、Ver1.4.1では、オリジナルキャラクタ「みー」のデザインが微妙に変更されています。ただし、作者以外にはわからない程度の変更です。
Mail Check It!は、Visual Studio .NETを使って開発しているのですが、Visual Studio .NETはたまにビジュアルツールで設定した内容を変に解析することがあり、設定をクリアしてくれる不具合があります。そのため、何度も同じ設定を繰り返し行わなくてはいけなくなることがあり、非常に腹が立ちます!
Ver1.4リリース(2003.04.01)
Ver1.4から削除予約機能が付きました。この機能は、着信したメールが不要であると判断した時に削除予約をしておき、次回メールチェック時に自動的に削除する機能です。使えるのは、着信したメールの一覧を表示するポップアップダイアログ上のみとなります。
この削除予約機能が付く前までは、メールの着信通知があった後、不要なメールをメール一覧ダイアログを開いて手動で削除していたのですが、頻繁にメールが届くと非常に煩わしいので、自動化できないかと試行錯誤して考え出した機能です。この機能により、メール一覧ダイアログを開いて手動でメールを削除するという行動は極端に減るはずです。
つまり、Mail Check It!のヘビーユーザーである開発者が考えた機能でもあるので、非常に便利に使用できるはずです!
削除予約機能で削除したメールは、通常の削除メールと同じようにログ出力している場合にはログに出力されますので、安心して使用できるかと思います。
メーラーについて(2002.11.12)
最近、メールマガジンなどの読まなくても良いようなメールについてはメーラーで受信することがほんとうに少なくなりました。どうしてかと言うと、Mail
Check It!の通知ダイアログでメールが読めるからです。
当然、読んだメールはMail Check It!を使ってサーバから削除するのですが、そう考えるとどうでも良いメールが本当に多かったということに気が付きました。少しメールマガジンを整理した方が良いかな。
以前のコラムに書いたSPAMメールのことですが、スパマーの使用しているプロバイダに文句を言っていたからなのか、偶然なのかはわかりませんが、一日50通から一日5通程度にまで激減しました。
ただし、完全にSPAMメールが無くなることはないので、Mail Check It!の削除フィルタは元のまま残して使用しています。そのため、いつSPAMメールが来ても仕事の邪魔にならないで済んでいます!
ウイルスについて(2002.10.31)
毎日Webサーバのログを見ていますが、その中にはすでにウイルスに感染しているログを見かけることがあります。なぜわかるとかというと、Webサーバにアタックして感染させようとしているログが残るからです。
その方達はMail Check It!のページを見ていただいていることはログからわかるのですが、誰がアクセスしたのかまではわからないため、ウイルスに感染していることを教えてあげることができません。そのため非常に残念であると考えています。何とかして教えてあげたいものです。
ウイルスメールは週2回程度届くのですが、Mail Check It!の削除フィルタですべて自動的に削除しているため、削除ログを確認している時に気が付く程度です。
Mail Check It!の前に使用していたメールチェッカーではウイルスメールでも着信通知がされるので非常に腹立たしかったのですが、Mail
Check It!は本文でもフィルタできるので仕事などの邪魔をされずに済んでいます。元々迷惑メールが頻繁に届くので仕事の邪魔になるため、開発を開始したので、効果的にフィルタが利いていてくれるのでうれしい限りです。
メモリ解放(2002.10.23)
Mail Check It!開発開始時の目標の一つとして「一日中常駐させて使うソフトウェアなので、できるだけ軽く動作するようにしよう!」ということがありました。
しかし、.NET Frameworkはメモリ管理をしてくれる反面、思った程うまくメモリ解放をしてくれませんでした。色々試している内にある順番でフォーカス制御を行うと劇的にメモリ使用量が減らせることを発見し、何か処理を行う毎に強制的にフォーカス制御を行って使用メモリ量を減らすという苦肉の策をとっていました。
Ver1.3リリース後、ユーザーからメールチェック後の強制的なフォーカス制御による「画面のちらつき現象」が気になるので修正して欲しいと要望があり、Ver1.3.1ではメールチェック後の強制的なフォーカス制御を行わないように修正しました。
そのせいで多少メモリ使用量は増えてしまうのですが、文字を入力している時にフォーカスが奪われて邪魔をされるということもなくなったので、より使いやすくなったと考えています。
ただし、基本操作に邪魔にならない部分は強制的にフォーカス制御を行ってメモリの解放をしています。
雑誌掲載(2002.10.18)
最近、Mail Check It!の雑誌への掲載、収録のお話を数多くいただき、大変光栄に思っています。
やっとMail Check It!の便利さの本質が認識されてきたというところでしょうか。もしそうであれば開発者冥利に尽きます。
先に書いた「Ver1.3リリース」コラムでも記載した通り、SPAMメールが本当にひどい。ついには1日50通以上届くようになりました!
朝起きてMail Check It!でメールを確認すると、「削除 38通」と表示されるのを見て呆れました。しかも、すべてが毎日送られてくる内容と同じSPAMメールです。
元々Mail Check It!の開発を始めたのがこのようなSPAMメール対策だったとはいえ、効果的に働いてくれていることに楽しみを感じていたりします。(笑)
今回の雑誌掲載により数多くの方がMail Check It!を試す機会が増えると思うので、是非試して評価して頂きたいと考えています。そして気に入ったらライセンスを購入して下さいね。
それと、Mail Check It!で使用するアイコンは変更できるけれど、キャラクターの「みー」はかわいいと思っているので、そのままかわいがって使ってもらえるとうれしいかな。
Ver1.3リリース(2002.10.16)
最近、毎日30通程度のSPAMメールが届くようになりました。大体1時間おき位に機械的に送りつけてくるようです。ひどいときには5分に1回位です。
そしてそのすべてがメールヘッダを改竄している悪質なSPAMメールで、送り主は大体3人が交互に送っていることもわかりました。しかも、メールヘッダを改竄するだけでなく、他人のメールサーバを踏み台にしてメ
ールを送信しているという非常に悪質極まりない行為まで行っています。
踏み台にされているのは、ブラジルのプロバイダ、韓国の学校、日本の個人サーバや企業などのメールサーバのセキュリティが甘いところが踏み台として使用されています。
このように世界的に踏み台サーバを探して送りつけてくるため、SPAMメールが納まることはまずありません。
ちなみに、Receivedヘッダを見て相手のIPを探し出す知識があれば、以下のサイトでドメインの登録者を捜し当てることは可能です。
私自身もこのサイトを使って悪用されたサーバ管理者に連絡を取っています。 http://afelandra.com/~stakasa/geektools/templates/geek_frame.html
Ver1.3の機能追加によりメール本文に対してもフィルタをかけられるようになったため、今まで対応しきれなかったSPAMメールやウイルスメールにも対応できるかと思います。
私自身も早速ウイルスメール用に本文に「<iframe」が含まれるメールを削除するように設定しました。
なお、フィルタの数は少ないほど効率良く処理が行われます。共通するフィルタ条件を見つけて、フィルタの数を少なくしてしまうことをお勧めします。
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